進学/進路というリスクと、学歴信仰

進学/進路というリスクと、学歴信仰

先進国の男性であれば所謂「通過儀礼」的なイベントと言えば、「進学問題」と「進路問題」

進学/進路というリスクと、学歴信仰

先進国の男性であれば所謂「通過儀礼」的なイベントと言えば、「進学問題」と「進路問題」

"University of Oregon" by jjorogen is licensed under CC BY 2.0

 

先進国の男性であれば所謂「通過儀礼」的なイベントと言えば、「進学問題」と「進路問題」でしょうか。

女性でも上記の内容は十分に通過儀礼になり得ますが、そもそも女性の方が「通過儀礼」となる身体的変化のイベントが多く、早く大人になりやすい傾向があります。

 

日本でも団塊の世代において「進学/進路」が過熱気味の競走になったこともありましたが、今や「ゆとりの世代」を超えて、「ポストゆとりの世代」と化しています。

 

翻って、お隣の韓国では未だに大企業に入るには、一流大学+複数の資格+留学経験など、とてつもなく厳しい科挙の制度が転化したものが残っている様です。私の家内が見ていた韓国のドラマに、「ミセン」と言うものがありますが、まさにその辺りを題材にしている様です。
先日も韓国人学生の就職先人気ナンバーワンの空港管理会社で、アルバイトを含む非正規雇用者の正規化が行われた様ですが、周辺では「逆差別」とか阿鼻叫喚の状況だった様子。さながら現代の「両班」になれるかどうかみたいに見えたのは、私だけでしょうか。まぁ、公企業とは言ってもこの全世界的なコロナ騒ぎでどこまで人を抱え込めるのか、見ものではあります。

 

お隣はお隣でどうでも良いので放っておくとして、「学歴偏重という傾向」は、個人におけるリスクマネジメントの観点から全くお勧めしません。
大体が学校の成績が良い人ほど、商売は下手な傾向があります。
稀に両方とも優秀な人がいますが、まぁ、本当に稀です。

 

私の社会人経験からも、学歴とビジネスにおける優秀さはリンクしない傾向が強いです。学歴の高い人ほど対応が固定的で、リスクテークがうまくできない人が多い様に見受けます。

 

中国の古典でも「ビジネスに向く人」、「一匹狼の研究者」、「教授になる人」、「政治や組織でリーダーシップを取る人」、「軍人として大成する人」など、本人の性格で進むべき道を明らかにしています。

 

何が言いたいのかと言うと、その人その人で性格と言う「構造」と、人生のテーマがあり、それらが上手く連携した進路であり、進学でないとダメだと言うことです。

 

そう言うことを早く知るには、その手のことが得意な人たちがいますので補助線の一つとして知ってみてはいかがでしょうか?
そう言う私も、先日これから受験準備に入ると言う人を見ました。
クライアントの秘密はお話しできませんが、本人は納得した様でした。

 

古代中国の古典の知恵は馬鹿にできません。
若くて修正が効くうちに、そう言う補助線を手に入れられることをお勧めします。