システム概要図

システム概要図

サイバーハイジーン(サイバー衛生)のカルテに相当するシステム概要図についてお話しします。

システム概要図

システム概要図とは

システム概要図は、該当システムの全体構成と他の関連要素(エンティティと言います)との結びつきを明らかにするものです。
システム概要図は3つのレベルがあります。
システム構成図という場合もありますが、その場合はレベル2を指していることが多いようです。
レベル3のシステム概要図は、各システムの要件定義や基本設計時に作ることが多いでしょう。

 

レベル1
対象となる組織と関係する外部組織間の結びつきを明確にするもの。
その連携のタイミングとやり取りする内容をまとめて書く。
金融機関、取引先(仕入れ先、販売先、協力会社)、
官公庁、公的な機関及び外部連携する主要な自社システムが記載される。

 

レベル2
対象となる組織内で関連する内部システムおよび、
直接接続している外部システムやエンティティの結びつきを明確にするもの。
その連携のタイミングとやり取りする内容を概要として書く。

 

レベル3
対象となるシステム内部と直接接続している他のエンティティとの結びつきを明確にするもの。
別紙としてDFDを使って、連携のタイミングとやり取りする内容をまとめて書く。

 

比較的複雑でない場合は、レベル1と2は一つの図にまとめる場合が多いでしょう。
一般的に、レベル2の図をシステム構成図とも呼びます。

 

システム構成図のサンプルは、”システム構成”で検索するとたくさん出てきます。
上記のレベルのどれに相当するかを考えながら利用してください。