法人特有のリスクマネジメントについてお話します。
顧客目線とは何か。
顧客目線とは何だっけ?
"Customer Profile Dimensions" by fogfish is licensed under CC BY-SA 2.0
よく「顧客目線」でとか、「顧客視点」で考えろとか言います。
そんなの欲の塊の頭で考えるなんて不可能です。
だからコンサルタントという第三者視線が必要なのですが、それは今回の話題ではありません。
原価構造と売価のお話は、ここ2回ほど続けています。
「売価が合わなければ客層を変えるか、撤退するかしかない。」
「原価から積み上げる売価と、いくらなら売れるかから入る売価で考える。」
シンプルに言えば、そういうことです。
ですから、ビジネスで言う「顧客目線」というのは、とどのつまり。
「いくらなら売れるか」(顧客にとっての商品価値)
「どのくらいの数売れるか」(需要)
「その客層の厚みはどの程度か」(需要)
「その客層の集まる場所、媒体は何か」(狭義のマーケティング)
「とどのつまり適切な儲けは出るのか」(ビジネスの根幹)
でしかありません。
飲食などのサービス業や販売店であれば、これに「接客サービス」「店舗レイアウト」「出店場所」が加わるでしょう。いうまでも無く、一番後ろが最も重要です。
強いて言えば最初の1行「いくらなら売れるか」だけです。
サービス業や販売店であれば、追加で記載した3つもその「顧客目線」です。
昔、刑事をしていたという人が店舗のレイアウトなどで、お客様がどの様な視点で物事を考えるのかという事を得意なコンサルタントがおられた様に思います。それも「顧客目線」としては大変重要です。
「いくらなら売れるか」(顧客にとっての商品価値)
結局は、これが全てです。