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今回も後藤清一さんのお言葉から。
これは本当にそう思います。
下記のあわてんぼうの歌のような状態で、何をやっても中途半端で時間と資源の無駄になるだけです。
「あわてんぼうの歌」 まど・みちお作詞/作曲不詳
あわてんぼうの おつかい 用事(ようじ)も きかず
あわてて かけだす タッタッタッタッタ
一丁目の かどで 気がついて かえる
用事は なんだっけ タッタッタッタッタ
あわてんぼうも 二度目は 用事を きいて
三丁目の やおやへ タッタッタッタッタ
二丁目の かどで 気がついて かえる
お金を もってない タッタッタッタッタ
あわてんぼうも 三度目は お金をにぎり
やおやへ かけこむ タッタッタッタッタ
やさいを 買って お金を 出すと
やさいを もたずに タッタッタッタッタ
締め切りに追われていては気づきを得られること無く、抜け漏れ穴だらけになりがちです。少なくとも私はそうです。
良い仕事にするには少しの余裕と先に調べるべき項目を調べ、相手方と対等に話をできる様にしておきたいものです。
ビジネスという言い方にしても、仕事という言い方にしても必ず相手がいます。その相手がベンダさんの時もあれば、直接のお客様、あるいはその両方の時もあります。
いずれにしても不測の事態というのは、ビジネスにはつきものです。
100%自分のコントロール下に有る仕事など存在しません。
使おうと思ってたソフトウェアに致命的なバグが見つかった。
使おうと思っていた機械が故障した。
頼もうと思っていた協力会社が解散した。
頼もうと思っていた部下がやめた。
そもそもプロジェクト予算が回収されて、事業継続できなくなった。
その時に余裕がないと慌ててしまいます。
心の余裕とはなんでしょうか?
まずは、時間でしょうか?
時間に追われると、余裕を失います。まさに追いかけられる代表でしょうか。
目標とかノルマはどうでしょうか?
これも場合によっては追いかけられるのかもしれません。
運転資金的に余裕がないというのもこれに含まれるでしょう。
特に昨今のコロナ対応で運転資金が課題になるケースがあるはずです。
必死なのは良いのですが、私は心に余裕のない人に仕事を頼む気がしません。問題発生時に折れやすいからです。
途中で放棄される仕事ほど、厄介なものはありません。
最初から「できません」とか、「やれません」と言って欲しい。
尤も世の中にはそれでも無理にやらせて失敗したケースもあります。
それはマネジメントの問題であって、個人の問題ではありません。
その個人の状態や資質を把握しないまま、押し付けてその人が潰れるか投げ出してしまう。その人の状態や資質を把握するのも、仕事に追いかけられない秘訣かもしれません。