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人モノ金の全てにおいて、ミエや体裁をかまっているときではありません。自分たちの収益をもたらすコアは何で、どの様にそこに人モノ金を集中させて行くか。そのコアのお客様から見た自分達の魅力をどの様に上げていくのか。
今までは暗黙のうちに認められてきた慣習や、FAX / ハンコのいる紙の申請書などの昭和なモノは全て廃止です。部長や課長も不要。平社員、チーム長、執行役員、社長の4階層のみのシンプル構成。給与も全て公開。事務所も不要もしくは、ど田舎に置く。とにかく固定費用をどれだけ下げられるのかにだけ気を配り、そこで絞り出したお金をコアの「人モノ金」に注ぎ込む。報告ラインも、平社員→チーム長→社長(cc:執行役員)に統一。
当然不要になる管理職も出るが、他の仕事を見つけてもらうしかありません。脅しや大きな声で人を動かせる時代は終わったのです。第一に、そんな声や態度が届かないところで仕事をするべき時が来たのですから。
「態度がデカくて、ヒラメで、声がでかければよかった」が通用したのは、「昭和な時代」だけです。「昭和な時代」は令和に入って完全に消失しました。
若い人を使い捨てにしてよかった「昭和な時代」の真逆をいかなければなりません。時間と若い労働力はすでに希少価値になり、使い捨てできる資源ではないのです。その様な前提で考えると、不要な管理職には別の仕事を今日から当てがうか、放り出すしかありません。
心は痛むかもしれませんが、後者の方が簡単です。
やり方はこうです。今まで功績やいろいろなことがくっついて回っている人には、「執行役員」にして新しく作った会社の「新規事業担当役員」に出向、翌月社長として転籍、上手くいけば本人ごと他社に事業売却、上手くいかなかったらその責任を取ってそのまま会社ごと解散、辞めて貰えば良い。あまり負債を作らない様に、負担を軽くしてあげると言って、経理と財務は本社が請負う形にする。
そんなところです。
「過去の栄光に囚われた人」を窓際で飼ったり、「ヒラメ」を飼う余裕は私たちの様な中小事業者にはありませんし。もはや大企業にもありません。
とにかく今までのやり方を全て見直し、法的に必要なものを除く不要な事務作業と、紙、印鑑を廃止する。社長から平社員までの階層を多くても4段階とし、役職を剥奪する。
起案は平社員からチーム長レビューを経て、平社員が社長にプレゼンする。
実施が決まったら、執行役員が実施計画をレビューする。執行役員は、三人(技術担当、財務担当、営業経理担当)までとし、持ち回りは廃止。
千円以上の出費は全て社長決済とすれば、かなり引き締まるでしょう。
それに文句があるなら、辞めてもらいましょう。
当然、自己都合なので追加の保証はなしです。
この程度は最低限やらないと、会社組織の存続は無理です。
もうすでにそんな時代です。