リスクマネジメントとは

リスクマネジメントとは記事一覧

リスクマネジメントと言ってもいろいろな分野があり、特有の考え方をします。それでも全てのリスクマネジメントに共通している基本は同じです。「想定するリスク」は何か。「想定しないリスク」は何か。「想定するリスク」は、簡単に言えば「リスクを避けるためのコスト」と、その「リスクが発現した場合のコスト」との比較で、対応するのか、許容するのかが決まります。許容した場合には、その「リスクが発現した場合のコスト」を...

一つ前の記事で、リスクには「想定するリスク」と「想定しないリスク」があると書きました。「想定するリスク」はリスク発現時に被る被害想定額が基準となって、対応するのかしないのかが決まります。問題は「想定しないリスク」とは何かです。想定しないリスクには、3種類あると私は考えています。1)リスク考察において設定した前提によって、想定外とされたもの2)ブラックスワン3)灰色のサイ1)は正直に申し上げて、考察...

私の本業はリスクマネジメントと言いましたが、そもそも「リスク」ってなんでしょうか?「リスク」の定義は、ここでは「目的に対して影響をもたらす何か」が「発生する可能性」としておきます。わざわざ2つに「」付きにしたのは理由があります。要するにリスクを考えるには「目的に対して影響をもたらす何か」という「事象」と、「発生する可能性」という「頻度」の2つの側面を見る必要があるということを表現するためです。現場...

いろいろリスク周りの言葉の定義などお話ししてきました。実は、言葉って大事なんですよ。人間は残念ながら「言葉」で「思考」する存在です。私たちは、「言葉」に囚われた「囚人」なのです。「言葉」の「定義」や「イメージ」をなるべく話す側と、受け取る側で合わせておかなければなりません。文化が違うという言葉がありますが、それは「言葉」に伴うものなのかもしれません。話す母国語を”Mother Tongue”という...

私たちは嫌であっても、時代という構造の上に乗っかっています。人間として生まれたということも、その構造の一部です。要するに私たちが意識するしないにかかわらず、そこにあってしまうもの。そこにあって、私たちの思考や活動に制約を与えたり、促進させるなどの影響を及ぼすものを「構造」と呼んでいます。例えば、1985年から1991年までが日本では”バブル景気”と呼ばれていますが、この時期に何があったかというと、...

100年ほど前に発生した”スペイン風邪”は、記録されているパンデミックとしては初めてのものとして有名です。ところが当時は第一次世界大戦の最中であり、重要な記述が消されていたり、抑圧されていたりして良くわかっていません。Wikipediaのスペイン風邪に関する記述によると、発生源は諸説あります。大元は1907年辺りに発生し、1917年から1920年に掛けて全世界で流行、第一波は1918年。アメリカの...

インテリジェンスは、報告する相手によって報告の粒度や内容が異なります。これは他の事業報告にも同じことが当てはまりますが、このインテリジェンスの分野は、とくにその傾向が強いように思います。インテリジェンスには、Strategic Intelligence    経営層向けの適切な投資決定に役立つOperational Intelligence   短期から中期の対応策策定に役立つTactical I...

先日、私淑するあうんの岡本先生のお話の中に、こんなお話があった様に思います。「とどのつまり、リスクマネジメントとは、生き残ること。」私はリスクマネジメントを生業とする人間として、「蓋し名言だな」と感慨深い思いを持ちました。そうなのです。「とどのつまり、リスクマネジメントとは、生き残ること。」なのです。ITセキュリティ対応をするのも、稼ぐのも、クレーム対応するのも、全て「生き残る」為です。自慢するた...