2021年12月の暦
暦から傾向判断する事を、暦読みと言います。
この場合の暦は、旧暦です。
ですから2021年12月の暦は、暦読みからすれば、12月7日からです。
年から見た12月7日~2月3日は、
「勢いに任せて行動して、他を害した報いを受ける。謹んで吉。」
とにかく慎重に行動するしかなさそうです。
2021年12月は暦の上で四緑中宮「風雷益」、元々は上位にいる人間が下々にいる人間に施しをするという意味です。
「天地否」の大変な状態を変えようと考えた四爻が、初爻に降りて人民に施しを行うという意味です。
という事で、人知れず隠匿を積むべき時とされます。
年の六白中宮「地火明夷」から来る、
「逃げるだけ逃げたいが、逃げおおせない。」「次に繋がる苦難なら受け入れるべき時。」
「何事においても処置を素早くするべき時。」が前提にありますので、とにかく地道に大きな目標ではなく、目の前のことに集中しましょう。くれぐれも、うわついた心は厳禁です。
12月7日~2022年1月4日までが対象ですので、5日平均で変化が訪れます。
勿論暦はデジタルでは無いので、徐々に連続して変化します。
グラデーションを描くと思ってください。
四緑:風雷益の時
全体感:
上昇機運である。今は良いが、あとで結果がついてこないこともある。
内実が伴えば良いが、いまが頂点である事をわきまえるべき時。
芽が伸びて大きくなるときではあるが、自分の分をわきまえないと、倒れる。
12月7日〜11日
初めは、良く状況を観察すれば、積極的に出て行ける素地が整うとき。
ただし、他人お財布をあてにする事や投機に走ると大失敗する。
12月12日〜16日
今までのことを粛々と守るべき時。今までのことに近い他の事象で追随して吉。
12月17日〜21日
警告的なことが起こり、災害に直面する時。取り乱さない用意を備えておくことが肝要。
思いがけない不幸か大支出がある。
12月22日〜26日
自分が損をしてでも、他の為に計らいをする時。(天地否の四爻が初爻に降りてきた様)
自分が起こしたのでないが、物事に変化が起こる。
12月27日〜31日
人と協力して物事を運んで吉。
私欲を離れて、協力してことに当たるとき。障害を力ずくで取り除いて可。
「理非無き時は鼓を鳴らし攻めて可なり」
2022年1月1日〜4日
欲を貼り、頑固な為に他から恨まれて危難を被る。
温和にしておき、家庭での波乱を防ぐべき時。
個々の業種や個人については、日や時刻の状況、相手をどう動かすか、
こちらの動き方をどうすべきかなど、考慮事項が増える為、
個別に見なければなりません。