承認欲求は、ダモクレスの剣

いずれにしても「承認欲求」のエネルギーが強すぎれば、自身の周囲も破壊することになります。

承認欲求は、マズローの五段階の上から二番目の欲求です。
マズローの五段階は知らない方はいないとは思いますが、念のため。

 

第一階層の「生理的欲求」は、生存のための最低限の欲求です。生存の為の欲求と言っても良いかもしれません。生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、飲みたい、寝たいなど)です。この段階が満たされないと、上位の欲求にはいかないとされます。(そんなことないと思うけど)

 

第二階層の「安全欲求」は、第一段階が満たされた上で安全を求める状況です。危機を回避し、安全な暮らしを求めます。人間としての最低限の暮らしを確保したいという欲求と言えます。この段階が満たされると、次の社会への帰属を求める様になるとされます(これもそんな事ないと思うけど)。個人的には、第二と第三の欲求は似た様なものにも思いますが。

 

第三階層は、「社会的欲求(帰属欲求)」です。要するに集団に属したり、仲間を求めるようになります。この欲求が満たされない時人は疎外感を持ち、社会的不安を感じやすくなると言われます。

 

ここまでの欲求は、外的に満たされたいという思いから出てくる欲求(低次の欲求)とされます。まぁ欲求に低次も高次もない気もしますが、一応定義なので。

 

第四階層は、「承認欲求」です。要するに、他人から認められたいという欲求です。この「承認欲求」が今回のテーマです。

 

ちなみに、第五段階は「自己実現欲求」ですが、自分の活動や成長に強い関心を持つようになるとされています。マズローの晩年にはこの上に「自己超越」という段階があるとしたみたいです。

 

で、問題の「承認欲求」です。
これの扱い方次第では、ホストに認められたいばかりにせっせと風俗で稼いで貢ぐ女性になったり、ヒモとして暮らしたりすることになります。

 

うまく扱えれば向上心となりますが、それも育成歴や生まれた環境という構造に支配されることになります。その構造によっては認知が歪み、問題行動を起こします。

 

さらに「承認欲求」が強すぎると、下の「社会的欲求」の段階を巻き込んで所謂反社会的集団への帰属ということになりかねません。

 

「承認欲求」が強すぎる人は、「自己愛性パーソナリティ障害」となり、外に対してはいい顔をする分、家族に対して過剰に「承認欲求」をぶつけDV化していきます。

 

いずれにしても「承認欲求」のエネルギーが強すぎれば、自身の周囲も破壊することになります。

 

こういう人が周囲にいると、離れていれば努力をする良い人に見えますが、近くにいるとその暴風をまともに受けることになります。

 

良い人に見える人でも、あまりにも近くにいては大変な場合もあるのです。